(1)個別化の原則
バイスティックの7つの原則
利用者の抱える問題は,その人にとって唯一無二の個別的なものです。援助者
は利用者の問題状況に応じて,個別的な対応をすることが必要になります。
(2)意図的な感情表出の原則
援助者は援助関係のなかで,利用者が自分の考えや感情(肯定的な感情も否定
的な感情も)を自由に表現できるように働きかける必要があります。
(3)制御された情緒関与の原則
(2)において利用者が表わした感情を大切に扱うこと。つまり,援助者がそれら
を受容的・共感的に受け止めることが求められます。
(4)非審判態度の原則
援助者は利用者の言動や行動を,世間一般の価値基準や援助者自身の価値基準か
ら良いとか悪いとか評価する態度を慎まなければなりません。
(5)自己決定の原則
利用者の意思に基づく決定ができるように援助していくのが,援助者のつとめで
す。そのためには,問題解決の方策について,メリットとデメリットを検討しつつ
,自己決定に至る過程を一緒にたどったり,さまざまな選択肢を用意するなど自己
決定の条件整備をすることが必要になります。
(6)秘密保持の原則
利用者から信頼を得るためには,援助関係のなかで利用者が語った事柄が秘密と
して守られる必要があります。また秘密が守られることが保証されてはじめて意図
的な感情表出が可能となるのです。
(7)専門的援助関係の原則
援助者は,個人的な興味・関心から利用者に関わることを慎まなければなりません
援助者は,常に専門職としての態度で臨まなければならないのです。
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